■
保育園の運動会の種目には三人で競うかけっこがあって、わたしはいつも「かおは3番になりたいな。3っていう数字が好きだから」と言っていた。実際そういう気持ちでいたんだけど、本当のところは絶対誰にも勝てないことが分かっていたからそう思うようにしていたのだと思う。
今だってそんなことをずっと繰り返している
■
感情も考えもやぶれかぶれな人間なので、わたしの内に湧くもののほとんどはまったく信用するべきもんじゃないと思う
本物なのは河童に会いたいとか、そういう気持ちだけ
■
蝉、あるひと世代だけが地上に存在して一定の時期に全滅するというサイクルすごくいいな。楽しそう。
■
夜中に眠れなくてごろごろしていると 家の中の扉を引いたり押したりして鳴らす音が聞こえてきて、ああお父さんが戸締り確認している
暗い家の中で戸締りをすっかり確かめてから眠りに就くおとうさんを思ったら、自分の吐く息の湿度が上がった
■
ゴミかなと思ったら舞う蝶だった。うらやましいとおもった。
■
お風呂上りにジャージでコンビニへ向かう道すがら中学1年生ぐらいの男子たちをはや足で追い越したら、一人が「うっわ今すげーいいにおいした」と言ったのをきっかけに集団で何メートルか追いかけられたので今めちゃくちゃ興奮しています。ということをここに記しておこうと思います。